★ Tips01:パーティションをわけてOSをインストールする

2002年5月5日 新規

 ここではiMacにパーティションをわけてOSをインストールする方法について解説します。
まずある程度MacOSの基礎知識があることを前提に記述します。したがってあまり自信の無い方はMac関連の書籍をよく読んで実行することをお勧めします。(最近の雑誌ではMacPeopleビギナーズ、2002年4/1号など)
なおパーティションをわけるとHDDを初期化することになり保存されているデータはすべて消去されますので、あらかじめバックアップを取っておくことをお勧めします。

始めに 〜 パーティションをわける訳

下記に該当する方はパーティションをわけることをお勧めします。
  1. まだOS9にしか対応していないソフトをメインに使っている。(PhotoshopElementsなど)
  2. まだOS9にしか対応していないハードを使っている。プリンタなどは対応といってもまだまだOS9ドライバと比較して制限が多い。

OSXにもクラシック環境がありますが完全にOS9と同じというわけではありません。いくつかトラブルも報告されています。
したがって純粋な?OS9をたちあげられる環境を作っておきましょう。

手順

1、パーティションサイズの決定
まずパーティションサイズを決定します。サイズを決めるに当たって考慮しておくべきことがあります。
それはOS付属のDisc Burnerをつかうには起動ディスクに最低でもディスク容量の約2倍の空き領域が必要だからです。
つまりCD-Rの場合650MB×2=1.3GB、DVD-Rの場合4.7GB×2=9.4GBの空き領域が必要となります。
私の場合OSX領域を19.8GB、OS9領域を7.8GB、そしてのこり約28GBをデータ領域としました。
※OS9.2.2のDisc BurnerはDVD-Rに対応していないので空き領域は1.3GBあれば大丈夫です。

2、パーティションをわける
“iMac macOS9 Install”CDでたちあげ、ユーティリティフォルダに入っている“ドライブ設定”でパーティションをわけます。
このとき分かりやすいように各パーティションに名前をつけておくことをお勧めします。
私の場合OSX領域を『OSXHDD』、OS9領域を『OS9HDD』、データ領域を『DATA』という名前にしました。

3、OS9のインストール
“iMac macOS9 Install”CDよりOSX領域、OS9領域それぞれにOS9をインストールします。
OSX領域のOS9はクラシック環境動作のためです。
両方の領域にインストールが終了したらiMacを再起動します。

4、OSXのインストール
“iMac MacOSX Install”CDをいれてOSX領域にOSXをインストールします。
付属するOSXのバージョンは10.1.2です。現在の最新バージョンは10.1.4ですのでソフトウェアアップデート機能等を使いアップデートをお勧めします。
なお一部周辺機器等での不具合情報も報告されていますので確認のうえアップデートを行ってください。
  お勧め情報サイト:Macintosh News
  アップル公式OSXアップデート情報
     10.1.3アップデート情報
     10.1.4アップデート情報

5、アプリケーションのインストール

必要なアプリケーションをインストールします。付属のアプリケーションは下記に入っています。

  • iPhoto:付属の“iPhoto”CD
  • Appleworks6、Otto Matic、Acrobat reader:付属の“iMac Applications”CD
  • iTune2:付属しているものよりあたらしいもの(ver2.0.4)がここからダウンロードできます。
  • iDVD2、iMovie:“iMac Applications”CDにははいっていません。こちらを参照してください。

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